山田新一の知られざる顔
ここ数年「戦争記録画」をテレビや雑誌、美術専門誌が取り上げたり、シンポジュームが開催されたり、再評価する機運が高まりつつあります。
終戦直後、ただ一人、多くの中傷、誹謗を浴びながら山田新一は百五十一点の戦争記録画を集めました。
当時、戦争記録画を描いた多くの画家たちが、終戦と同時に戦争犯罪者として告発されるとの風評が濁流の如く流れ、多くの戦争記録画が焼却、破棄されてしまいました。
終戦時、数千点といわれていた戦争記録画が、現在二百数十点しか存在していません。
山田新一が蒐集した百五十一点が、いかに日本美術史に残る貴重な業績かご理解ください。もし、画家仲間たちの軋轢に飲み込まれていたら、日本の美術史に大きな空白をもたらしていただろうと思われます。歪められた戦争被害者としての山田新一の見直しが求められます。
郷土芸術画家・山田新一の知られざる、残された業績をご理解いただきますようお願い致します。
今回、戦争記録画を理解していただく為に、山田新一が残したそれらの資料の一部ではありますが、油彩、水彩、デッサンなどを展示いたします。御高覧戴きますようご案内申し上げます。
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